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変わる事、変わらない事。

 前々から思っていた事ではあるんですが、ここ最近 色んなところで、「変化して行く事」 の大切さを感じます。
逆に、守るべき物の大切さも。
今日は少し「変わる事」について、まとめてみようと思います。
 人は ある場所に「執着」すると、成長が止まってしまうような気がします。
 長い人生の中で、立ち止まる事も、振り返る事も、必要な時期というのはあります。でも、変化を恐れてその場所に固執してしまうと、次第に 見えていた事や、見えるはずのものが 見えなくなったり、感じられなくなっていきます。
 「変化」は、恐かったり、寂しかったり、いろんな不安を呼び起こします。今の自分のいるところが たとえ居心地の良い場所でなくても、長くそこにいることで、自分の見える範囲を知る事が出来、それは次第に安心感になります。  
 「安心感」。とても大切な感覚です。それが無いと人は、当たり前の日常さえ 送る事が辛く感じることもあるでしょう。
 本来なら違和感を感じていたその場所が、知る事で安心な場所になる。一時的に安心な場所で養生するのも大切な時期です。一カ所に留まる事でしか、感じられない経験も、確かにあるし、必要な事です。
 でも、不自然に「執着」し そこにずっといようとする事が、淀みを生む事もあるのです。淀みは次第に心を固くして行きます。
 変わるべき時を見極め、「変わる事」。とても大切な事です。変わるべき時、何らかの理由を付けて「変われない事」は、意図して「変わらない事」とは違います。
 「変わる事」は、時に不安を打ち破る「勇気」が必要になります。自分の弱さ、勇気の無さを認められず、「変われない事」は、非常に保守的な、逃避的な選択です。
 自分の弱さを認める事は、辛く苦しい事です。でも、それを周りの人や、環境、社会に責任転嫁して、自分を正当化させ続ける事は、自分自身を見失って行く恐れがあります。
 「保身の為の執着」を「こだわり」という言葉にすり替える人もいます。 
「こだわり」。これも生きて行く上では、とても大切な要素です。
こだわりがあるから、熱くなれるし、本気になれる。人生を楽しくさせる大切な要素の一つです。そして本来 自分の「こだわり」は 他人に押し付けることもないし、そんな必要もありません。ただ、自分の「価値観」として、そこにあるものなのです。
でもこの場合の「こだわり」は、「虚勢」や、「正当化」と呼ばれるものではないでしょうか。
 変わる事も出来ず、ただ自分を守るしか出来ない人は、周りの人が「変わろうとする」のにも、ひどく敏感です。そして、なんとか変わらない様にと、精神的圧力をかける。時にそれは暴力的なこともあるでしょう。そしてそれは、往々にして 無自覚なまま行なわれます。私はそんな人たちを、何人も見てきました。(過去の自分も含みます…)
 自分の中に、芯(真)になる、「変わらない事」を持ち続けながら、「変わるべき時に変わる」勇気を持った人に惹かれます。私もそんな風に、柔軟に、でもしっかりと地に足を着けて、生きて行きたい。と思っています。
 固くなって、感じる力の弱くなってしまった心が、少しでも和らいで、元気になって欲しい。でもその為には、諦めないで、逃げないで、立ち向かう為の ほんの少しの勇気が必要です。
 私はいままで、沢山の人から 勇気を出す為のパワーをもらってここまで来ました。(もちろん生まれ持った性格もあるんだろうけど…)だからこそ、変わる事、変わる事ができる事、変わるべき時が解る事。をなおさら大切にしなければ。と切に思います。
 変化することに、不安や寂しさがあるからこそ、今ここに当たり前の様にある 日常の中の些細な時間に幸せを感じ、大事にして行く事が出来るんだろうと思います。そして、変化の恐さと向き合う様になって、その小さな幸せは、かけがえの無いものだと、確信出来る様になりました。
 当たり前の日常が変わっていっても、勇気を持って踏み出したその先には 必ずなにか温かいものがあると信じています。

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