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ヨコハマメリー

生きてゆく事は、ほんとはとても、悲しい事なのかも知れない。
 全編を通して、なんとも言い難い、悲しさ、寂しさ、哀れさ、醜さ…普通に生きていれば、目を背けてしまいそうな様々な事を、感じずにはいられない。
 でも、最後まで観終わって、とても優しい気持ちになった。
化粧を落とし、大勢の人の中で微笑む一人の老人の優しい微笑みに、涙が出た。
 ハマのメリーを通して、その時代から今へ生きる多くの人たちの人生が垣間見える。
それは、美談なんかじゃない。どろどろとした、生の記憶。
 表現者、アーティスト、芸術家、作家…そんな肩書きなんか無くても、ただ「生きる」という事は、それだけで強烈な表現なのかもしれない。
 ただ、生きるしかなかった人。寂しく、悲しく、頑なで…潔く、美しい人。
Oshiraseyo
 最近、不器用な人を、愛おしいと感じることがある。
醜く、地に這いつくばっても、痛々しい程に、もがき苦しんでも、そんな人間臭さを、笑い、慈しむ。
 悲しい事は、いけない事なんかじゃない。今まで、目を背けすぎて来たのかも知れない。
 
 

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大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
ときどき寄ってみてください。
ヨコハマメリーをとりあげました。

http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611

投稿: kemukemu | 2006年10月 7日 (土) 20:00

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