秋の空

今日の夕方の空は、やたらとドラマチック。
いつもと違う開けた菰野の空、見るたびに表情が違って、目が離せませんでした。
　今日はほんのちょっとだけ、悲しいような、寂しいような、そんな気持ちになる出来事があって、　でも、お気に入りの場所での、気の知れた友人たちとの会話は、ゆっくりと、あったかいものを、ちゃんと注いでくれました。
　そんな秋の日の夕空は、複雑で、風はなく、ただ沈んで行く太陽に照らされるがままの姿でした。
淀むでも、流されるでもない、多彩な表情の空は、もがくわけでも、刃向かう訳でもなく、そこにあって、ついもがいてしまう私たちを、小さく笑っているふうにさえ感じます。
　こんな日もあるさ。悲しい気持ちもそれはただそれだけのこと。

帰りには、夕空は月に変わっていました。あしたはどんな天気だろう。