いらない。
最近、いらないなぁ。と思うもの。
それは「肩書き」
私の場合、肩書きとか、そんな固いものでも無いんだけど。
このブログのプロフィールでも、天然酵母パン屋店主って書いちゃってるけど、とりあえず解りやすいかな。くらいのことで。実はただの記号です。
ホントは、店主っていうのも、自家製天然酵母っていうのも、いっそのことパン屋っていうのもいらない。(笑)
フジッコは。。。肩書きじゃないね。
確かに自家製天然酵母でパン焼いて、それを生業にしているけど。
だけどそれはただの事実。職業の名前。ただそれだけならいいんだけど。
私がいらないのは、天然酵母パンを焼いている人のイメージとか、女性一人でお店を切り盛りしているイメージとか、そういう形の無いもの。
時々それが重くなる。
それが自尊心とかいうものなのか、よく解らないけど、多分、世の中で思われているそういう肩書きに付いて回るイメージと、すこし違ったやり方をしているからかな。
なんかしっくりこない。っていうか、一括りににされても困る。
パンを焼く事はすごく楽しいし、美味しいって言ってもらえるのもすごく嬉しい。それでお金を頂けて、生活が回って行くなんて、なんて幸せなことなんだろうって思うよ。これはほんとにほんとにそう思う。
でも近頃のロハスブームとかスローライフとか。
こういう言葉が流行るのは、素晴らしい意識の変化だと思うし、こういう考え方はもちろんとても大切な事なんだけど、これもなんだか実態との違和感を感じてしまう。
私にとってパンを焼くことは、自分自身と向き合って生きる事。
自分自身と向き合い続けて来たから今パンを焼いている。って言った方がいいかな。
パンを焼くと言う生き方を選んだ以上、それに対して手は抜けない。
そうやって来た結果、今言われるロハスとかスローとか、そういうところにカテゴライズされる生活をしてた。そういう取材が増えて来た時期に、初めて知った。自分でも全然気付かないうちに、そんな風に見られていたみたい。
でも私にとってはそんなこと、ほんとにどうでもいいことで。
自分の心に嘘をついたり、後ろめたい気持ちになるような事はしないできただけだから。
人に誠実であるということは、まず自分に誠実でないとありえない話だもんね。
ただそうやって来て、たまたま今はパンを焼いて暮らしてる。ただそれだけ。だから肩書きはいりません。
私の事は、ただのフジッコチャンだと思ってください(笑)
……………
今日お客さんが、私の実家の近くに昔からあるケーキ屋さんでロールケーキを買って来てくれました(^^)わーい☆
菰野に行くのはいつも火曜日で、ケーキ屋さんの定休日(泣)
菰野にいく度、ここのロールケーキがもう食べたくて食べたくて(笑)
そんな話をしていたらお客さんが、パン買いついでに届けてくれたのでした。
もう十何年ぶりでは済まない位久々の子供の頃の味!
家でケーキを食べる時は、だいたいいつもここのケーキでした。
そうそうこのスポンジ生地!今時のふんわりとろける口溶けでなくて、もっちりしっかりしてて、卵の味も濃ゆくって、でも意外にあっさりしたバニラクリームが、素朴で懐かしい、優しい味。
あー美味しかったぁ!そして少し懐かしくて切ない味でした(笑)
配達わざわざありがとうございました。ごちそうさまでした〜〜♪
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