夏休み中です。
毎日毎日暑い。
そんな中、予定の無い日は家でゴロゴロしてる。汗だくになって夕方の一番暑い時間に寝るのが、意外に気持ちよかったりする。
先先週末のimoguriでのイベント、パンもお菓子も売り切れた。
imoguriでふじっこぱん用のパンは、新しい酵母と、今までの酵母と、両方使って焼いてみた。
一日目、新しい酵母の様子見もかねて一玉だけ仕込んだ。
発酵が想像以上に遅かったけど、整形を一番最後に回す事で、何事も無く焼き上がった。
二日目、少々力の弱いらしい新しい酵母の方は、いつもより配合の割合を上げて仕込んだ。
それでも前日に増して遅い発酵に、焦った。
発酵は、待てばすすむんだけど、それではimoguriでの開店時間に間に合わない。
なんとか開店時間を少し過ぎたくらいにimoguriに到着。
新しい酵母のパンは、いつもと少し違ったかもしれない。
時間が押したせいで、お待たせしてしまったお客さんに、どんどんパンが売れて行く。
不味くはないはずの、でもいつもと少し違うだろうパンたちを販売する事に、正直少し罪悪感が伴う。
でもこういう経験をするために、「イベント」という形を選んだんだと、自分に言い聞かせる。
新しい酵母、それはまるで今の私みたいで、多分自分が思ってる以上に、ぼんやり、気が抜けている。
今まで繋ぎ続けて来た酵母は、いつもフル回転で働いてる。
パンを買ってくれるお客さんに感謝する。
友人たちに励まされる。
日々元気でいられることを幸せに感じたりもできる。
でも、パンを焼ける事に感謝する事を忘れていた。
当たり前にパンが焼ける日々。
美味しいと言ってくれる人がいて、私の力では焼き足りないくらいの沢山のパンたちが、いろんなところで求められ、食べられている。
息をするみたいに当たり前にご飯を食べられる事や、仕事ができる事。
こんなに長い休みを取れて、漠然とした不安はあるものの、何一つ不幸と言われるものを持ち合わせていない今の私は、これ以上、何を求めているんだろう。
今はなんとなく、グレーのままでいよう。と思う。
長いお休みが終わったら、また1人で「決め続ける」日々がやってくるだろうから。
この前友達が私の事を、「不器用で、素直なさみしがりや」だと言ってくれた。
注目されたり、いっぱい褒められたりするよりも、ずっとうれしかった。
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