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こころのとけい。

今夜はSNUGでささくらしんすけさんのライブだった。
ぜんぜん曲も知らないのに、前回行ったライブがすごく良くて、相変わらず曲を知らないまま、今夜は二回目。

前回も会った小さい男の子に何故だか気に入られたようで、時々ちょっかいを出されながら、心地よく過ごした。

まだ小さかった頃、私は赤地に白の大きな水玉の模様のバスタオルが大好きで、毎日そのタオルと一緒に寝ていた。
何度も何度も洗濯されて、うすーくなって穴が空いて、タオルのふちがぼろぼろに引きちぎれても、何故かそのタオルが大好きだった。
大好きなタオルに触れながら、安心して眠りに落ちる、その少し前。
そんな時間を思い出していた。

曲名は覚えてないけれど、時間のうたを聴きながら、気が付いた。
私の中の、こころの時計が、動き出したこと。
そもそも止まっていたことにさえ、気がついてなかったんだけど。

いつから止まっていたのか。
多分二年前の夏頃か、その少し前には、止まっていたのだと思う。
二年前の夏は、ずっとまさるさんと一緒にいた。
生きること、死ぬこと、今、明日、10年後、そして、命のこと。
ほんとうに大事なことを、たくさんたくさん教えてもらった。

あれから二年。
ついこの間、この二年間お世話になっていた薬を、飲まなくなった。
飲まなくなってから数日はほんとうに辛くて、まるで二年前の夏の、一番ひどい時期を繰り返しているみたいだった。悲しいのと寂しいのと不安とで、勝手に涙が出て来たりもした。

でも幸いに、一週間目を境に少しずつ、体調も気持ちもどんどん軽くなっていった。
それは朝起きた瞬間から違っていて、今まで感じたことの無い感覚で。
昨日と何も変わってないはずの今日が、昨日より少し心地よくて、あたたかい。
それがどういうことなのか、よくわからなかったんだけど。

そうか、こころのじかんが、動き出したんだ。

「こころの時間」という言葉が、私の中でとてもしっくり来て、わかった。(そんな歌詞だったかどうかは覚えていない…笑)

時間が、動き出したよ。
ゆっくりだけど、やっと。
ずっと自分の中にあった、四角くて固いものが、少しずつ溶け始めたのがわかる。

アンコールで歌ってくれた、赤ちゃんのうた。
生まれたばかりのあおくんに、生まれて初めて捧げられたうた。
そのうたを聴きながら、私の大好きで大事な、新しい家族の姿を見ていたら、自然と涙が出た。

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